607おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/2015/06/22(月)15:13:07.83ID:WDAhUtfr.net
とあるKYな後輩の言葉が、一人の老人の心を救った話って、武勇伝扱いで良いんでしょうか?
スレチだったら申し訳ありません。








609おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/2015/06/22(月)15:20:13.02ID:vO7m2PtF.net
>>607
書いてからスレチと言われよう
はよ








610おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/2015/06/22(月)15:23:04.27ID:WDAhUtfr.net
書いてからスレチと言われろとのお言葉に従おうと思います。
確かにその通り。

当然ですがフェイク入ってます。


私以外の登場人物

後輩A:私の後輩。高卒の新人。人間的には良い奴だが、社会人的にはKY。
Bさん:104歳のお婆さん。先日天寿を全うされました。

現場
老人施設。いわゆる特養。


私はとある老人施設で働く介護福祉士で、業務の他にも新人の指導育成も担当しています。

高卒で就職してきた後輩A君は、言葉遣いは悪いんですが、人間的には好感が持てる男でした。
基本的に目上には丁寧に接しようとするも、言葉遣いや言動が、どうしても高校の先輩後輩的なノリになってる、と言った感じで。
施設を利用するお年寄りに対しても、自分の親戚に話しかけるみたいなノリが多く、その辺が特に指導の対象になっていました。
基本的に、利用者に対しては敬語、丁寧語で接し、タメ口は好ましくないとされています。
仕事は真面目だし、頑張って覚えようとしてるし、返事もしっかりとする。
それだけに、言葉や言動が社会人的にはKYで評価を落としてるのがもったいない、と私も他の同僚も思っていました。








611おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/2015/06/22(月)15:23:22.97ID:WDAhUtfr.net
そんなA君ですが、先日、結果的にですが良い意味でやらかしてくれました。

当時、施設には104歳になられたBさんと言うお婆さんが暮らしていました。
このBさん、晩年に体調を崩すまでは100歳を超えてもカクシャクとした方で、立って歩く事こそ出来ませんでしたが、それ以外は大半の事が自力で出来ていました。
本人も「私は元気なだけが取り柄」と笑って話すのが印象的な方でした。

そんなBさんでしたが加齢から来る病気や体調不良には勝てず、肺炎を患い、治ってからも以前のようには体が利かず、すっかり弱気になっていました。
以前は、自分で食べれていた食事は人の手を借りなければ無理。
以前は、しっかりと形のある米を食べれていたのに、今は全粥。
以前は、トイレに座って排泄が出来たのに、今はオムツ。
わずか数ヶ月の間の変化でしたので、健康が自慢だったBさんには耐えがたかったと思います。


「私はもうダメなんだね。すっかり弱ってしまって、情けないね」


と、弱々しく話すBさんは、以前とは別人のようでした。








612おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/2015/06/22(月)15:24:16.00ID:WDAhUtfr.net
その日も、A君の指導をしつつ一緒にBさんの居室を訪れました。
私はBさんの介助を行いつつ、A君には手順の説明、その際にBさんにはA君とも話してもらっていました。
その時もBさんは


「若い人にこんな世話をかけてごめんね。すっかりダメになっちゃって」


と弱気な発言が目立っていました。

が、その時にA君は持ち前のKYっぷりを発揮してくれました。


「え? 100歳超えてるんだから、体にガタが来て当たり前じゃないっすか!?」
「それに、ついこの間まで元気だったんでしょ? どんだけ頑丈で長持ちだったんですか!?」
「俺みたいなガキからしたら、104歳まで健康だったとか、信じられないっすよ! 尊敬します!」


不覚にも、一瞬「おまっ!?」と思考停止しかけました。
言いたい事は分からないでも無いですが、さすがにKY過ぎると、Bさんにフォローを、と思ったら・・・・・・








613おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/2015/06/22(月)15:24:33.09ID:WDAhUtfr.net
「あははははははは! あんた、面白い事言うね!」


何とBさんは大笑いを始め、しばらく笑い止みませんでした。


「・・・・・・そうよね、私は頑丈で長持ちしたのよね」
「この年まで健康だったし、玄孫もいるし、市からも長生きで表彰されたのよね」
「あんたみたいな考えがあるんだね、ありがとう」


と、笑いながらA君の手を握って感謝していました。
A君は「え? 俺そんな大層な事言ってないっすよ!?」とオロオロw
私は空気でした。








614おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/2015/06/22(月)15:25:26.30ID:WDAhUtfr.net
その後、Bさんは体調は回復しませんでしたが、以前のような明るさが戻りました。


「私はこの年まで、頑丈で長持ちしたんだよ」
「これからも迷惑かけるけど、よろしくお願いしますね」

と、いつも笑顔で話すようになりました。

同僚から「良い事だけど、何でだろ?」と聞かれ、理由を伝えると、そろって「おいおい・・・・・・」といったリアクション。
やっぱそう思いますよね?

A君も、「いや、俺そんなつもりじゃ・・・・・」と困惑気味。
もちろん、あの後は説教済みです。

Bさんはその後、半年ほどで天寿を全うされました。
病没ではなく、完全に寿命です。
植物がゆっくりと枯れ落ちるような、そんな生き物として自然な死でした。
亡くなる前日まで、介助等で関わるたびに、全ての関係者に「ありがとう」と言い続けてくれました。








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